2020.11.06
24時間態勢の対応続く「鳥インフルエンザ」…感染経路について野鳥の調査へ【香川・三豊市】
三豊市の養鶏場で発生した鳥インフルエンザです。香川県は感染経路を調べるための野鳥の調査に乗り出しました。
(小野修司記者)
「満濃池では野鳥の会の会員が望遠鏡で渡鳥の死骸が無いかなど入念に確認しています。」
鳥インフルエンザが発生した三豊市の養鶏場から10キロ圏内にあるまんのう町の満濃池では、感染経路を調べるため日本野鳥の会の2人が渡り鳥の死がいや弱った個体がいないか観察しました。カモ類などはウイルスを体内に保有しているケースがあり、感染源となる可能性が指摘されています。
(日本野鳥の会香川県支部 川南勉支部長)
「生息状況を分析し幅広い視野に立って調査を続けたい」
一方、発生農場では約33万羽の殺処分が進められています。
11月6日、正午までに約7万5000羽を殺処分し、11月7日からは敷地内の地中に埋める作業に入るということです。また今回のウイルスは毒性の強いタイプだと遺伝子解析で確認されました。
感染経路について鳥インフルエンザに詳しい専門家は香川の地形に関係があると指摘します。
(鳥取大学 山口剛士教授)
「香川県の場合はため池が多いと聞いている。もしそういうところに(鳥インフルエンザ)に感染して症状を示さないカモたちが近くに来ていれば感染源になる可能性はある」
また感染源は野鳥だけでなくそのほかにも可能性があるといいます。
(鳥取大学 山口剛士教授)
「外部で感染しているカモなどをネコやイタチなどの小動物が食べることで感染し、それが鶏舎に侵入して感染する。可能性としては考えられる。」
過去最多の殺処分数となった今回の鳥インフルエンザ。
24時間態勢での対応が続いています。
(小野修司記者)
「満濃池では野鳥の会の会員が望遠鏡で渡鳥の死骸が無いかなど入念に確認しています。」
鳥インフルエンザが発生した三豊市の養鶏場から10キロ圏内にあるまんのう町の満濃池では、感染経路を調べるため日本野鳥の会の2人が渡り鳥の死がいや弱った個体がいないか観察しました。カモ類などはウイルスを体内に保有しているケースがあり、感染源となる可能性が指摘されています。
(日本野鳥の会香川県支部 川南勉支部長)
「生息状況を分析し幅広い視野に立って調査を続けたい」
一方、発生農場では約33万羽の殺処分が進められています。
11月6日、正午までに約7万5000羽を殺処分し、11月7日からは敷地内の地中に埋める作業に入るということです。また今回のウイルスは毒性の強いタイプだと遺伝子解析で確認されました。
感染経路について鳥インフルエンザに詳しい専門家は香川の地形に関係があると指摘します。
(鳥取大学 山口剛士教授)
「香川県の場合はため池が多いと聞いている。もしそういうところに(鳥インフルエンザ)に感染して症状を示さないカモたちが近くに来ていれば感染源になる可能性はある」
また感染源は野鳥だけでなくそのほかにも可能性があるといいます。
(鳥取大学 山口剛士教授)
「外部で感染しているカモなどをネコやイタチなどの小動物が食べることで感染し、それが鶏舎に侵入して感染する。可能性としては考えられる。」
過去最多の殺処分数となった今回の鳥インフルエンザ。
24時間態勢での対応が続いています。