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岡山放送

2025.04.06

【教えて!防災さん】第16回 全国で多発「山林火災」を防ぐには 背景には人の手による「火の不始末」も

イオンモール岡山(岡山市北区)の館内放送「haremachiTV(ハレマチテレビ)」で放送している、備えの基本を学ぶ番組「教えて!防災さん」。番組を一緒に進めてくれるのはOHKの防災士、小林さんです。
(聞き手 ハレマチTVMC:堤容子さん)

(OHK 小林宏典防災士)
「今回は全国で多発している山林火災についてお伝えします。岡山市南区でも大規模な山林火災が起き、市民生活に大きな影響が出ました。しっかり防火対策を進めていきましょう。 」

Q:今回の山林火災では避難指示や道路の通行止めも出ましたから気になります。ではまずは何から教えてくれますか。

(小林宏典防災士)
「はい。そもそも山林火災ですが、すべての火災の出火件数の中でどれくらいを占めていると思いますか?」

Q:発生の割合ですか?めったに発生していないような印象があります。10%くらいですか?
(小林宏典防災士)
「消防白書を参考に出火件数の割合の上位3つをまとめていますので見てみましょう。こちらです。1番目は建物火災で54.2%。山林火災は3番目の3.4%になります。建物火災と比較すると発生率自体は低いといえます。」

・・・なるほど。頻繁に発生する訳ではないんですね。
(小林宏典防災士)
「はい。ただ一旦発生すると広範囲に影響が及ぶという側面があります。住民の避難やヘリコプターが出動しての大規模な消火活動が必要になるんです」

・・・鎮火するまで時間がかかるという面もありますし、出火の数は少なくても影響が大きいんですね。
(小林宏典防災士)
「そうなんです。それでは1年の中でいつ多く発生しているか分かりますか? 」

・・・これはわかります。空気が乾燥しやすいですから冬場ではないですか。
(小林宏典防災士)
「そうです。2月から4月にかけてが最も多くなっています。というのも季節的な要因が関係しているんです。冬場は雨が少ない、空気が乾燥している、強風が吹く。こうした火災になりやすい条件がそろっているからなんですね」

Q:なるほど。でも条件がそろっていても肝心の火が無ければ火災は起きないんじゃないんですか?
(小林宏典防災士)
「そこがポイントです。こちらに出火原因の上位3つをまとめました。一番は焚き火、そして野焼き、放火と続きます。ご覧になって気づくことありませんか?」

・・・焚き火も野焼きも放火も人が関係しているってことですね。
(小林宏典防災士)
「そうなんです。火を持ち込んでいるのは人なんです。この時季は野焼きが多く行われたりや山菜取りやハイキングで山に入る人も多くなります。こうしたことによる火の不始末が背景にあると考えられます」

・・・主な原因は人による火の不始末なんですね。山林火災を防ぐにはそれを何とかしないといけないですね。

(小林宏典防災士)
「そうですね。とにかく火の始末を徹底することが何より大切です。そしてもし火災になったとしてもいち早く発見し、素早く消火する。初期の対応が被害を最小限に抑えることにつながります」

・・・わかりました。まだまだ空気が乾燥しています。4月までは山林火災が多い季節ですから防火対策を徹底したいものです。