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JR鉄道運輸収入と空の便にも感染の再拡大の影響で収益落ち込む【岡山】

2020.07.28

JR鉄道運輸収入と空の便にも感染の再拡大の影響で収益落ち込む【岡山】

感染の再拡大で公共交通機関にも影響が続いています。JR西日本岡山支社の鉄道運輸収入が全国で移動解禁から1ヵ月たっても依然、2019年度の約3割ほどに落ち込んでいることが分かりました。

(JR西日本岡山支社 平島道孝支社長)
「鉄道の場合、1桁%動いただけでもかなりの動き、これだけの2桁、50%割ってしまう数字、見たことがない」

JR西日本岡山支社の平島支社長が7月28日の会見でこう話しました。
7月19日までの鉄道運輸収入は、2019年の同じ時期に比べ近距離で41.2%、中長距離で24.1%に落ち込み、全体では32.4%にとどまっています。
岡山駅の利用客は、全国で移動が解禁された6月19日以降、回復傾向でしたが7月初めをピークに伸び悩み、GoToキャンペーンが始まった4連休も低調で厳しい状況だったとしています。

(JR西日本岡山支社 平島道孝 支社長)
「7月に入りまして回復のペースが鈍化、頭打ちの状況」

JRでは、列車の抗菌加工など安心して利用してもらえるよう対策を進めながら、新たに、地元や近隣の旅行プランを提案するなど、利用客を増やしていきたいとしています。

感染の再拡大の影響は岡山空港の国内線にも及んでいます。

東京便は、8月の盆の前後に1日9往復へと本来の10往復近くまで回復する予定でしたが感染拡大に伴う需要の減退で8往復に見直し。現在、運休中の札幌線も8月1日から1ヵ月の間運航を再開する予定でしたが再開期間を盆前後の11日間に短縮しました。