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今、何に注意すべきか…岡山県は若い世代から高齢者への感染の広がりに強い警戒感を【岡山】

2020.07.27

今、何に注意すべきか…岡山県は若い世代から高齢者への感染の広がりに強い警戒感を【岡山】

岡山県が「1.06」。これは直近の1週間、人口10万人当たりの感染者数です。国が緊急事態宣言解除の目安とした「0.5」の2倍以上で、岡山県では先週、初めて1を超えました。今、何に注意すべきか。伊原木知事は、若い世代から高齢者への感染の広がりに強い警戒感を示しました。

岡山県内の感染者数は最初に確認された3月22日以降に第一波が訪れ、その後、5月中旬からはしばらくは落ち着いていましたが7月に入って再び増え、7月26日までの感染者数は35人に達しています。

比較的大きな割合を占めるのが接待を伴う飲食店、いわゆる「夜の街」の関係です。岡山市内の2つの店でクラスターが発生しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「高齢者などに感染が広がることが大変心配」

7月の感染者を年代別にみると、30代以下の若い世代が35人中26人を占めます。上の世代と比べると症状が出にくいケースが多く、無意識に感染を広げないよう、注意が必要です。
一方、医療提供体制についてです。
症状がない、または軽い患者に向け県は岡山市北区のホテル、207室を確保しました。流行ピーク時、無症状や軽症者の療養を180人とする県の試算を上回っています。しかし若い世代から高齢者に広がって重症者が増えると途端に医療崩壊に繋がりかねないとして、伊原木知事はこう強調しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「第2波の入り口というのは間違いない。高齢者、基礎疾患のある人は今は注意すべき時期だと思います」