（篠田吉央アナウンサー）
「それでは転機となった年を教えてください。」

（オルバヘルスケアホールディングス　前島洋平代表取締役社長）
「はい。『2014年医学部から会社へ』となります。」

2014年は、消費税が５％から８％に上がった年。岡山には大型商業施設「イオンモール岡山」が誕生しました。

（篠田吉央アナウンサー）
「医学部から会社へということなんですけど、これは医師から経営者にということなんでしょうか。」

（オルバヘルスケアホールディングス　前島洋平代表取締役社長）
「おっしゃる通りですね。私は、もともと2014年までは岡山大学医学部で専門腎臓内科なんですが、寄附講座の教授をしておりまして、その後会社に移ったという年が2014年になります。」

（篠田吉央アナウンサー）
「大学の教授としても活動されていたわけで、何かそういった部分というのは生かされているんですか。」

（オルバヘルスケアホールディングス　前島洋平代表取締役社長）
「社員教育にも力を入れています。伝統的に当社は『オルバアカデミー』という教育制度があるんですけれども、そこで私自身も新入社員に対して教育をしたり、あるいは中間管理職に対して教育をしたり、そんなこともやっております。」

（篠田吉央アナウンサー）
「どういったことを中心に教えていくんですか。」

（オルバヘルスケアホールディングス　前島洋平代表取締役社長）
「はい、当社の事業は医療機器や介護機器を扱う事業なんですけれども、医療や医療機器、介護機器に関する知識、それからやはりビジネスですので、ビジネスのマナーですとか、オールラウンドに教育をするイメージです。新入社員への教育では、医療従事者は何を考えているか、医師はどんな教育を受けているか、新入社員が医師や医療従事者についてより理解しやすいような。それから医学を学んでいくにはどうしたら良いのか、そんなことを教育をしています。」

（篠田吉央アナウンサー）
「一方で、患者に向き合ってきた日々というのがあると思うんですけど、これが事業の世界に入っていく。この辺はいかがですか。」

（オルバヘルスケアホールディングス　前島洋平代表取締役社長）
「やはり患者さんのためになるような医療機器をお届けするとか、そういう視点はずっと持っています。そういうことは大事だということはお伝えしていますし、あとはこの新入社員の教育の中でも、がんを経験した患者さんにも登壇していただいて、実際に教えていただくとか、そんなこともやっております。顧客のニーズや考え方を教えてあげる、そんなイメージですかね。」