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生活協同組合おかやまコープ・ 田中照周理事長【後編】

2024.09.16

生活協同組合おかやまコープ・ 田中照周理事長『“新たなビジョン”でさらなる広がりを』

 

よりよいくらしを願う組合員が「出資・利用・運営」を行う組織『生活協同組合 おかやまコープ』の田中理事長です。

田中理事長の転機は2014年。
「おかやまコープ」が目指すべき「こんなことができたらいいね!」をビジョンとして掲げ、次代への事業展開を進めるコネクター田中さんは今・・・

 

 

再建50周年…様々な団体と進めてきた“協同”をもとに具体的な事例を作り上げる

(篠田吉央アナウンサー)
「再建50周年を迎えて、新たなビジョンどんな思いを込められているんですか。」

(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「新たなビジョンは『想いがつながる、笑顔あふれる暮らしと未来』というビジョンなんですけれども、5つのテーマで16のありたい姿を掲げています。これまで行政やさまざまな団体と地域の中で進めてきた協同がありますから、具体的な新たな事例をつくり上げていったり、広げていったりしたいと思っています。

一つは、昨年から取り組んでいるんですけれども、私どもの有人の商品受取場に、常設の『フードドライブ』を2カ所スタートさせています。そうしたものを、さらに増やしていきたいなと思っています。もう一つは、例えば買い物が困難な地区の皆さんに、食料品や日用品の宅配を今していますが、その宅配をするときの「個配手数料」の半額を、障がいがあったりだとか、高齢だったりだとか、子育て中の方たちに対しても減免をしているんですね。その半分を行政の方で持っていただける。といったような事例も生まれています。こうした事例をさらに広げていけたらいいなという思いも持っています。」

自分たちが手にしている“商品の価値”をしっかりと伝える

(篠田吉央アナウンサー)
「いろいろな社会課題。関わる全ての人の笑顔を追求していくことが、よりよい社会につながるんだということなんですね。」

(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「そうですね。例えば、商品一つとっても、農水畜産物というのは、いわゆる後継者問題だったりで、この商品がつくり続けられていくのかどうなのか、という問題を抱えたりしています。協同組合は、自分たちが手にしている商品の価値をしっかりと伝えることで、買い支えていける組織なのではないかなというふうに思ったりしているんですね。そうしたことも重要な役割だというふうに思っております。

(篠田吉央アナウンサー)
「更なるつながり。期待しています。」

(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「ありがとうございます。」