2024.09.09
生活協同組合おかやまコープ・ 田中照周理事長『2014年ビジョンを掲げた年』
今回は「生活協同組合おかやまコープ」の田中理事長です。
おかやまコープは、よりよいくらしを願う組合員一人ひとりが主役となり「出資・利用・運営」を行う組織です。
転機の年…2014年取り組みが広がる中“全体像”をはっきりさせたい
(篠田吉央アナウンサー)
「それでは転機となった年を教えてください。」
(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「はい。『2014年ビジョンを掲げた年』です。」
2014年は、消費税が5%から8%に上がった年。大型商業施設「イオンモール岡山」が誕生しました。
(篠田吉央アナウンサー)
「2014年と言いますと、今から10年前。どのようなビジョンを掲げられたんですか。」
(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「『つながり育む、笑顔広がる、豊かなくらし』です。2014年というのが、ちょうど『おかやまコープ』が再建をして40周年を迎える年だったんですね。その前年に専務理事になったということで、『おかやまコープ』全体で何を目指しているのかを、はっきりさせることが必要なのではないかと思ったんですね。私どもは生活協同組合ですから、いわゆる消費者が暮らしの願いを協同で叶えるための組織だと私は思っています。したがいまして、『宅配』や『店舗』、『共済』、『福祉』といった事業をご利用いただくということも大切な役割なのですが、もう一つは、いわゆる“くらしの中の困りごと”などの解決も含めて、取り組みが随分広がってきたんですけれども、広がれば広がるほど全体像が見えにくくなってきているのではないかと思いましたので、そのことをはっきりさせたいと思いました。」
目に見える形“ビジョン”があることで“ぶれない”活動に
(篠田吉央アナウンサー)
「ビジョンを掲げてから10年。50年という節目を迎えたわけなんですけれども、その中に『コロナ禍』という大きな危機もあったのではないかと思うんですけれども、いかがですか。」
(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「職員として追及していくテーマと、組合員活動で追求していくテーマ、それから、お互いに一緒になって進めていくテーマが22個ある『ありたい姿』に表現をされていましたから、事業や活動で進めていくことが、お互いに可視化できていたのではないかと思います。」
(篠田吉央アナウンサー)
「その目に見える形になって、自分たちのビジョンがちゃんとあったので、『コロナ禍』であっても、ぶれないような活動になっていったということなんですかね。」
(生活協同組合おかやまコープ 田中照周理事長)
「そういうところはあったかもしれませんね。」