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岸本建設・岸本浩二代表取締役【後編】

2024.07.15

岸本建設・岸本浩二代表取締役『多様性の空間からさらなる広がり』



公共事業から住宅までを手がける、総合建設業をベースに、福祉事業も展開する「岸本建設」の岸本社長です。

岸本社長の転機は2023年。地域貢献への進出。障がい者・高齢者施設と学童クラブやカフェを備えた「フェアフォレストあかいわ」を開業したコネクター岸本さんは今…

多くの人が関わりを持てる施設に…“インクルーシブ”な空間創出

(篠田吉央アナウンサー)
「建設業を軸に、地域へのつながりを増やしていくということなんですけれども、作られている空間の中に、どういった魅力を盛り込んでいこうとお考えなんですか。」

(岸本建設 岸本浩二代表取締役)
「すべての方と言ったら、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、多くの方に関わりが持てる施設。だから何かこの場所を使って、広がりをつなげていけたらなと思っています。」

(篠田吉央アナウンサー)
「各地域には昔から色々なコミュニティーがあったと思うんですが、それが失われていく中で、空間づくりから、それを復活させていこうということなんですかね。」

(岸本建設 岸本浩二代表取締役)
「そうですね。いろんな方が分け隔てなく関われるような施設にしたいと思ってます。この会場を使って2月にこども食堂をやったんですが、赤磐に500名弱の方に来ていただいて。そういうふうに地域の方にもオープンにして、実際にこのホールを使ってカラオケ大会をしたりとか、ここで餅つきをしたりとか、そういうイベントを通して、地域の方に『あそこは何しているのかわからない』ではなくて、親しみやすく関わってもらいたいなと思い、今その途中ということですね。
学童保育と障がい者のグループホームをあえて、この一つの中にしたのには、理由がありまして。『一緒に何かをやる』ということではなくて、小学生に、世の中にこういう障がいを持った方もいるというのを、目で見てもらうだけでも心に何か伝わるものがあるんじゃないかと。同じ施設にいることで、健常者の配慮が必要なんだよということがおのずとわかってもらえるような、そういったことも期待して、敷地内に置きました。」

“地域”でつくり上げる空間に…

(篠田吉央アナウンサー)
「まさに今、社会が求めている『インクルーシブ』や『ダイバシティ』というのを、建物空間の中からつくり上げていると思うんですけど、これをさらに未来にどうコネクトさせていきますか。」

(岸本建設 岸本浩二代表取締役)
「そうですね。まだ、そこまで何か具体的にというのはないんですが、昨年の11月にこの施設をオープンしましたので、とにかくこれを早く実らせて地域の方にもっと認知をしていただいて、一番理想なのは我々が考えていること以上に、地域の方から提案をいただいて、『こういうのをしてもいい』みたいなことがあれば、それにこたえていきたいと思っています。」