2023.11.21
讃岐弁で「おとっちゃま」の意味知っとん?香川の方言を伝えたい…85歳男性が商品開発【さぬきのプラス】
知っていると得する香川の豆知識を紹介する「さぬきのプラス」。21回目は、香川の方言、「讃岐弁」を後世に伝えようとある商品を開発した高松市の男性の思いを取材しました。
(中村香月記者)
「『むつごい』に『うれしげ』『おとっちゃま』など。これらは全て香川の方言『讃岐弁』ですが、皆さんは意味が分かりますか?高松市で聞いてみます!」
(まちの人は…)
「『うれしげ』…うれしそう?違う?」
「『むつごい』は『むつごい』」
「かたいことを『こわい』。ご飯がこわいとか言う」
(Q:『おとっちゃま』はどうでしょう)
「臆病」「お父さんのことかと」「母さんとかが『おとっちゃまやの』と言ってくる」
正解は…
『むつごい』 → 脂っこい 『うれしげ』 → 調子に乗った
『こわい』 → かたい 『うまげな』 → 上手な
『おとっちゃま』 → 臆病な
まち行く人、50人に聞いた結果は…。
(中村香月記者)
「全問正解したのは、50人中7人と、全体の2割を切っていました。若い人を中心に知らない人が多かったです。こうした状況下で作られたのが、こちらの方言カレンダー、その名も『お笑い讃岐弁』です」
かわいらしいタッチのイラストとともに讃岐弁が面白おかしく紹介されているカレンダー。手掛けたのは、高松市在住のグラフィックデザイナーで、方言についての本も出している藤本誠さん(85)です。
(藤本デザイン研究室 藤本誠さん)
「カレンダーにすると1年間飾っておける。そうすると目に付くから(方言が)分かってくる」
カレンダーでは、「讃岐弁は化ける」などと紹介されています。
例えば…。
(藤本誠さん)
「まがる。まがる。そこに荷物を置いたらまがる(邪魔)で」
このほかにも「まぜる」が「かわいがる」や「かく」が「はこぶ」というふうに讃岐弁のいくつかは、通常の言葉とは違った意味で使われているということです。このように独特な特徴を持つ讃岐弁ですが、多用しているのは高齢者が多く、社会の多様化を背景に、日常で触れる機会が減ってきているといいます。
(藤本デザイン研究室 藤本誠さん)
「戦後、団地・マンションができ住まい方が全く変わり、3世帯から2世帯に変わった。そうなるとおじいちゃん、おばあちゃんがいないから方言は廃れてくる」
そこで、讃岐弁を後世に伝えていきたいと作られたのがこのカレンダーなのです。
(藤本デザイン研究室 藤本誠さん)
「(讃岐弁は)言葉の文化遺産だと思う。押し付けで教えるものではないが、若い人が興味を持つような作りにしている」
讃岐弁への思いがこもったカレンダー。自分たちが住む地域の言葉を見つめなおし、方言に親しむいいきっかけになるかもしれません。
カレンダーは、香川県内の書店のほか、ネット通販で販売されているということです。
(中村香月記者)
「『むつごい』に『うれしげ』『おとっちゃま』など。これらは全て香川の方言『讃岐弁』ですが、皆さんは意味が分かりますか?高松市で聞いてみます!」
(まちの人は…)
「『うれしげ』…うれしそう?違う?」
「『むつごい』は『むつごい』」
「かたいことを『こわい』。ご飯がこわいとか言う」
(Q:『おとっちゃま』はどうでしょう)
「臆病」「お父さんのことかと」「母さんとかが『おとっちゃまやの』と言ってくる」
正解は…
『むつごい』 → 脂っこい 『うれしげ』 → 調子に乗った
『こわい』 → かたい 『うまげな』 → 上手な
『おとっちゃま』 → 臆病な
まち行く人、50人に聞いた結果は…。
(中村香月記者)
「全問正解したのは、50人中7人と、全体の2割を切っていました。若い人を中心に知らない人が多かったです。こうした状況下で作られたのが、こちらの方言カレンダー、その名も『お笑い讃岐弁』です」
かわいらしいタッチのイラストとともに讃岐弁が面白おかしく紹介されているカレンダー。手掛けたのは、高松市在住のグラフィックデザイナーで、方言についての本も出している藤本誠さん(85)です。
(藤本デザイン研究室 藤本誠さん)
「カレンダーにすると1年間飾っておける。そうすると目に付くから(方言が)分かってくる」
カレンダーでは、「讃岐弁は化ける」などと紹介されています。
例えば…。
(藤本誠さん)
「まがる。まがる。そこに荷物を置いたらまがる(邪魔)で」
このほかにも「まぜる」が「かわいがる」や「かく」が「はこぶ」というふうに讃岐弁のいくつかは、通常の言葉とは違った意味で使われているということです。このように独特な特徴を持つ讃岐弁ですが、多用しているのは高齢者が多く、社会の多様化を背景に、日常で触れる機会が減ってきているといいます。
(藤本デザイン研究室 藤本誠さん)
「戦後、団地・マンションができ住まい方が全く変わり、3世帯から2世帯に変わった。そうなるとおじいちゃん、おばあちゃんがいないから方言は廃れてくる」
そこで、讃岐弁を後世に伝えていきたいと作られたのがこのカレンダーなのです。
(藤本デザイン研究室 藤本誠さん)
「(讃岐弁は)言葉の文化遺産だと思う。押し付けで教えるものではないが、若い人が興味を持つような作りにしている」
讃岐弁への思いがこもったカレンダー。自分たちが住む地域の言葉を見つめなおし、方言に親しむいいきっかけになるかもしれません。
カレンダーは、香川県内の書店のほか、ネット通販で販売されているということです。