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両隣は超有名人の指定席!音楽ホールの新型コロナ対策が話題【岡山・岡山市】

2020.06.18

両隣は超有名人の指定席!音楽ホールの新型コロナ対策が話題【岡山・岡山市】

岡山市の音楽ホールが3密を避けるために考えた感染防止対策にSNSで「いいね」が続出しています。クラシック好きな利用者の心をくすぐる粋な対策とは。

(報告 大杉侑也)       
「隣に座っているのはモーツァルトにベートーヴェン岡山シンフォニーフォールでは席の半分を作曲家の指定席にする感染防止対策をとっている」
このほかにも音楽の父、バッハやブラームスにヴェルディ。岡山市北区の岡山シンフォニーホールでは座席の間隔をあけるため、座席の半数の1000席を有名な作曲家5人の「指定席」に。
(岡山シンフォニーホール高次秀明館長)
「この席は座れませんという文字だけだった。一生懸命コピーしていたのでそれはちょっと無粋だろうと」
「お客さんに気持ちよく協力してもらえる方法はないのかということで考えた」
6月13日にツイッターに投稿すると瞬く間に話題に。
(投稿読む)
「両隣が作曲家。わくわくしますね」
「こういう遊び心、素敵」
2万を超える「いいね」がつくほどの反響です。
(岡山シンフォニーホール高次秀明館長)
「こんなに反響があると思わなかった。逆にこれほど喜んでもらえてうれしい」
ホールでは2020年3月以降、コンサートなどが軒並み中止。18日間休館した4月と5月の来館者数は2019年のわずか1%ほどに。そんな苦境の中、感染防止対策に少しでも遊び心をと企画されたもので、作曲家のイラストはホールの職員が手書きで作成しました。
(イラストを描いた小林枝里子さん)
「作曲家に馴染みがない人も特徴でパッとわかるような5人を選んだ。ホールの魅力の一つに加われば嬉しい」
(岡山シンフォニーホール高次秀明館長)
「座ろうと思った時に作曲家がいてこの席はベートーヴェンの席かとそこで思わずニヤッとして心が和む。リラックスした気持ちで演奏会に参加してもらえることを期待している」
あなたの席はどの作曲家の隣に…。
ホールによりますと、次はシューベルトが指定席を予約しているそうです。