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ユニーク「父の日ギフト」 被災地が結ぶ縁で和菓子の老舗が作成【岡山・倉敷市】

2020.06.18

ユニーク「父の日ギフト」 被災地が結ぶ縁で和菓子の老舗が作成【岡山・倉敷市】

6月21日の父の日を前に倉敷市の老舗和菓子店が、ユニークな「父の日ギフト」を作りました。和菓子を詰め合わせたギフトには、被災地同士の交流から生まれた3つの感謝が込められています。

寒天を使った涼しげな和菓子・・。花束に「ありがとう」の気持ちを乗せて・・・。お父さんがビールを飲みほした音が聞こえてきそうです。
創業約130年、倉敷市の老舗和菓子店が手がけたこの父の日ギフトは、大きな被害を受けた被災地同士の交流から生まれました。
(松涛園 亀山健治社長)
「かつての東日本大震災で倉敷から援助に行った。西日本豪雨でこちらが災害に遭ったのであちらから援助に来てくれた。助け合いのご縁が続いている」
宮城県塩釜市の元職員の男性が、インターネットで知ったこの店の和菓子を取り寄せ2019年、宮城県でチャリティー茶会を開きました。その収益金は、西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の高校に届けられました。今回のギフトも、宮城県で倉敷の和菓子を販売したいと依頼を受けたのです。
(松涛園 亀山健治社長)
「宮城県のものが使えたらとの思いから宮城県で有名な枝豆を紹介してもらって」
「枝豆と言えば生ビール」
和菓子は、宮城産のずんだを使っていて、父への感謝の他に、2つの災害の支援への感謝が込められています。
(竹下美保)
「ほんのり甘くてずんだのいい香りがします」
例年なら、県内のお茶会用の菓子作りに忙しい時期ですが、新型コロナウイルスの影響で、イベントは中止・・。ギフト作りに取り組む時間ができました。
「なかなか厳しい大変な時期ですからおいしい菓子、可愛らしい菓子、家族で菓子を囲んで離れたところも感謝の気持ちが続くように」
ギフトの予約は終了しましたが、6月21日の父の日には、店頭で購入することができるということです。