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雨のシーズン迎え豪雨の被災地で備え進む…岡山県も避難啓発【岡山・倉敷市】

2020.06.13

雨のシーズン迎え豪雨の被災地で備え進む…岡山県も避難啓発【岡山・倉敷市】

大雨のシーズンに入り岡山県は、住民が正しく避難するための対策を進めています。教訓になっているのが西日本豪雨での逃げ遅れです。

西日本豪雨から間もなく2年、被災地の倉敷市真備町にも2度目の梅雨が訪れました。
(大杉侑也記者)
「岡山県は出水期を前に水位の状況を確認できる監視カメラを設置しましました」
設置されたのは倉敷市真備町の小田川の支流、高馬川や末政川など県内24河川の41カ所で、6月10日から運用が始まりました。
国のサイトで監視カメラの画像が5分ごとに更新され、スマートフォンなどでも確認できます。
      
西日本豪雨で小田川やその支流が氾濫した真備町では51人が犠牲になりました。
被害が拡大した要因の一つが「逃げ遅れ」です。
氾濫を防ぐための小田川と高梁川の合流点の付け替え工事の完成は2023年度末の予定です。設置されたカメラはいつ起きるかわからない大雨に備えて住民の避難の判断材料にしてもらうことが狙いです。
一方、岡山県は6月11日こんなチラシを作って発表しました。自宅周辺のリスクを事前に確認することや警戒レベルに応じた避難方法などが示されています。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「水害が大変なリスクだということは2年前に分かった。住んでいる場所にどんなリスクがあるのかきょうあすにでもハザードマップをチェックして」
自分の命は自分で守る、西日本豪雨から2度目の梅雨はそんな防災意識が問われる機会でもあります。