OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
埋もれかけていた古代文化再び…岡崎コレクション!オリエント美術館に寄贈【岡山・岡山市】
岡山放送

2020.06.04

埋もれかけていた古代文化再び…岡崎コレクション!オリエント美術館に寄贈【岡山・岡山市】

岡山市の蔵から古代オリエントの貴重な美術品が見つかり、市内のオリエント美術館に寄贈されることになりました。埋もれかけていた古代の文化が、再び、姿を現します。

箱に入っていたのははるか昔に作られた美術品です。

神様をかたどった古代エジプトのお守り。紀元前に作られたとみられています。イラン北部で見つかった壺のような焼き物や1000年ほど前に作られた女性の腕輪も。

(オリエント美術館 四角隆二副主査学芸員)
「今後また調査を続ける中で、どういうものなのか分かった段階で、皆様にご覧になっていただければ」

元の持ち主は40年前に亡くなった岡崎林平さん。岡山瓦斯の社長などを務めた実業家です。

1950年代半ばまで福岡県で炭鉱を経営していた岡崎さんは、日本に持ち込まれた古代エジプトやギリシャの品を買い集めた熱心な収集家としても知られていました。

(岡崎さんの次男 彬さん)
「炭鉱ですから、トロッコの線路がある。そこを伝って学校に行っていたんですけど、向こうから四角い風呂敷を持って美術商の方が来られた。ああうちの親父のところに行ってたんだと思ってた」

岡崎さんの死後、自宅の蔵から見つかった600点以上がオリエント美術館に寄贈されたのが2005年です。オリエント美術館の所蔵品は元々、古代オリエントのうち今のイランやシリアのものが主でした。エジプトやギリシャの「岡崎コレクション」がそこに加わることで古代オリエントを広くカバーできるようになったといいます。

2020年、岡崎家がさらに寄贈を申し出たのは蔵から新たに見つかった美術品22点と染織品などで、2500年ほど前のものもあったといいます。

(岡崎さんの次男 彬さん)
「林平の好きだったものを見て頂いて、興味を持っていただいたり、オリエントがどういうものか少しでも理解が進んだらいいなと思いますけどね」

再び、現代に姿を現した古代の美術品。

オリエント美術館は改修工事が終わった2021年の秋以降、この貴重な品々を展示する予定です。