岡山放送
2023.06.07
“自動車依存”から“持続可能なコンパクトシティ”へ G7都市大臣会合を機に考えるまちづくり【香川】
G7都市大臣会合まで1ヵ月となり、受け入れの準備が本格化しています。持続可能な都市のあり方が議論されるこの会合。高松市で開催する意味を考えました。前川裕喜記者がお伝えします。
(香川大学の学生)
「(フランスの)リール市は中心部で車の規制。歩行者優先のまちづくりをしている」
6月3日、香川大学の学生が、会合のテーマを先取りして、G7各国の先進的な都市政策を発表しました。そして、メイン会場のかがわ国際会議場がある高松港周辺では、警備体制の確認が行われています。7月7日から始まる会合に向けて、開催ムードが高まりつつあります。
平和のメッセージを世界に発信した5月のG7広島サミット。その関連である都市大臣会合では、気候変動や災害など地球規模の課題を受け持続可能な都市のあり方を議論します。やはりキーワードは「脱炭素」。ただ、車社会の香川からこうしたメッセージを発信して説得力があるのでしょうか。
例えば、人口1000人当たりの自動車保有台数は842.5台と、全国平均654.8台を大きく上回っています。こうした中、まちづくりなどが専門の香川大学経済学部の西成典久教授は、香川で開催する意味をこのように話します。
(香川大学経済学部 西成典久教授)
「日本の東京・大阪以外のまちが、高松に代表される自動車依存社会に傾きすぎている。持続可能な都市コンパクトシティが進めば地方都市の模範になれる」
模範となるためには、香川でも車に依存せず歩いて生活できるまちづくりが求められます。実は高松市は潜在的な可能性を持っていると言います。中心部一帯に県立アリーナなどの開発が進むサンポート高松、歴史や景観に優れる高松城跡の玉藻公園、商店街がコンパクトにまとまっているのです。西成教授はここに注目しています。
(香川大学経済学部 西成典久教授)
「ウォーカブルな(歩きやすい)視点でつないで、循環してぐるぐる巡れるような魅力的な場所につくっていく。高松でしか経験できない環境できる。海城(玉藻公園)、港すべてが相乗効果で魅力的なまちをつくれる可能性がある」
この一帯を歩いて生活できるモデルケースにするため、香川県は5月21日、歩行者天国の社会実験も行いました。
(訪れた人は…)
「開放的でいい」
「今までこういう場所がなかったのでいい」
一方、車社会の香川で車に依存しない政策を進めるには、県民の理解が欠かせません。西成教授は反発を恐れず、少しずつやり続けることが重要だと指摘します。
(香川大学経済学部 西成典久教授)
「始めは政治決断が必要でハレーションも起こるが、その後、いいものだったら市民が応援してくれる。そういう環境にしていくようにまちづくりを進める人は協力する必要がある」
会合をきっかけに、香川、高松から持続可能なまちづくりを発信できるのか。カギは「県民の理解」と「大胆で継続性あるリーダーシップ」と言えそうです。
(香川大学の学生)
「(フランスの)リール市は中心部で車の規制。歩行者優先のまちづくりをしている」
6月3日、香川大学の学生が、会合のテーマを先取りして、G7各国の先進的な都市政策を発表しました。そして、メイン会場のかがわ国際会議場がある高松港周辺では、警備体制の確認が行われています。7月7日から始まる会合に向けて、開催ムードが高まりつつあります。
平和のメッセージを世界に発信した5月のG7広島サミット。その関連である都市大臣会合では、気候変動や災害など地球規模の課題を受け持続可能な都市のあり方を議論します。やはりキーワードは「脱炭素」。ただ、車社会の香川からこうしたメッセージを発信して説得力があるのでしょうか。
例えば、人口1000人当たりの自動車保有台数は842.5台と、全国平均654.8台を大きく上回っています。こうした中、まちづくりなどが専門の香川大学経済学部の西成典久教授は、香川で開催する意味をこのように話します。
(香川大学経済学部 西成典久教授)
「日本の東京・大阪以外のまちが、高松に代表される自動車依存社会に傾きすぎている。持続可能な都市コンパクトシティが進めば地方都市の模範になれる」
模範となるためには、香川でも車に依存せず歩いて生活できるまちづくりが求められます。実は高松市は潜在的な可能性を持っていると言います。中心部一帯に県立アリーナなどの開発が進むサンポート高松、歴史や景観に優れる高松城跡の玉藻公園、商店街がコンパクトにまとまっているのです。西成教授はここに注目しています。
(香川大学経済学部 西成典久教授)
「ウォーカブルな(歩きやすい)視点でつないで、循環してぐるぐる巡れるような魅力的な場所につくっていく。高松でしか経験できない環境できる。海城(玉藻公園)、港すべてが相乗効果で魅力的なまちをつくれる可能性がある」
この一帯を歩いて生活できるモデルケースにするため、香川県は5月21日、歩行者天国の社会実験も行いました。
(訪れた人は…)
「開放的でいい」
「今までこういう場所がなかったのでいい」
一方、車社会の香川で車に依存しない政策を進めるには、県民の理解が欠かせません。西成教授は反発を恐れず、少しずつやり続けることが重要だと指摘します。
(香川大学経済学部 西成典久教授)
「始めは政治決断が必要でハレーションも起こるが、その後、いいものだったら市民が応援してくれる。そういう環境にしていくようにまちづくりを進める人は協力する必要がある」
会合をきっかけに、香川、高松から持続可能なまちづくりを発信できるのか。カギは「県民の理解」と「大胆で継続性あるリーダーシップ」と言えそうです。
