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【記者解説】藤井聡太叡王と菅井竜也八段 「お互いを認め合う」2人の勝負のポイントは?【岡山】
岡山放送

2023.04.11

【記者解説】藤井聡太叡王と菅井竜也八段 「お互いを認め合う」2人の勝負のポイントは?【岡山】

叡王戦がどんな戦いなのか、新田俊介記者が解説します。

(新田俊介記者)
将棋のタイトル戦は、全部で8つあります。名人や、竜王といったタイトルは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。かつて菅井八段が保持していた「王位」もその1つです。

11日から始まった叡王戦は、2017年にタイトル戦に昇格した最も新しいタイトル戦で、藤井叡王が2連覇中です。すべてのプロ棋士に参加資格があり、菅井八段は予選から7連勝で挑戦権を獲得しました。五番勝負は6月までに全国各地で行われ、先に3勝したほうがタイトル獲得となります。

菅井さんにとっては5年ぶりの出場となったタイトル戦。前日の記者会見で、意気込みをこう語っていました。

(菅井竜也八段)
Q、叡王戦への思い
「一番最後のタイトル戦がすごく前なので、その時の記憶はほとんど残っていない。そういうタイミングで今回叡王戦を迎える。自分の数年間の悔しさをぶつけたい」
Q、藤井叡王の印象
「今最強の棋士。自分も藤井叡王と対戦する中で成長できると思っているので、自分の中ですごい影響を受けている1人」
Q、どう自分のペースに持っていくか
「自分のペースでできればいいのですが、たぶんそういった展開にはさせてもらえない。なんとか良い勝負で中終盤を迎えるのが自分としてはひとつのテーマ」

一方、藤井叡王は…

(藤井聡太叡王)
Q、菅井八段の印象
「鋭い攻めの技術と、力強い受けの技術を兼ねそろえられているという印象。非常に普段から将棋に対してストイックに取り組まれている方と思っている」

・・・お互いを認め合う、そんな意識が見えてきました。この2人はともにトップ棋士10人が年間を通じて戦う順位戦のA級に在籍しています。直近の対局がこの順位戦で、当時は菅井八段が勝利しました。

2人による5番勝負、本当に楽しみですが、ポイントを先日、菅井さんに聞くことができました。

それは、「本当の勝負は第2局から」。

どういうことかといいますと、初戦は降り駒で先手と後手を決めて、菅井さんが後手でしたよね。将棋は一般的に先手が有利と言われていて、第2局からは入れ替わる形になりますので、次は菅井さんが先手になります。しっかり戦術を研究して臨める、という意味で次からが本当の勝負、ということなんです。

岡山が誇るトップ棋士がタイトル奪取なるか。今後の戦いに、ますます注目です。