全力ファジライブのコーナーです。Ｊ２優勝、Ｊ１昇格を目指すファジアーノ岡山の選手の試合に対する思いや横顔をお伝えします。今回は、新加入の若き司令塔！巧みなゲームメイクで魅せるミッドフィルダーです。

（岸下恵介アナウンサー）
「全力ファジライブ！きょうはこちらの選手です」

（ファジアーノ岡山４１番ＭＦ　田部井涼選手）
「田部井涼です。よろしくお願いします」

横浜ＦＣから期限付き移籍で加入したミッドフィルダー、田部井涼選手（２３）。群馬県の前橋育英高校時代に全国制覇を成し遂げ、法政大学卒業後、横浜ＦＣに入団。ルーキーイヤーの２０２２シーズンは、ボランチとして１６試合に出場し、Ｊ１昇格に貢献しました。

左足から繰り出される正確なキックのほか、豊富な運動量と、巧みなゲームメイクが持ち味で、若き司令塔としてチームに新たな風を吹き込みます。

（ファジアーノ岡山４１番ＭＦ　田部井涼選手）
「（昨シーズンは）試合にも後半戦は出られたんですけど、まだまだ力も足りないな、というのが正直なところだったので、岡山でアグレッシブなサッカーの中で、自分の力をつけていくことが今後のキャリアで大事だと思ったので、（移籍を）決断しました。ずっとボランチをやらせてもらっているので、ゲームメイクのところは求められていると思いますし、そこは自分の強みだと思っています」

■元日本代表中村俊輔さんとプレー

Q、横浜ＦＣの時には中村俊輔さんもいらっしゃいましたけど、どういう関係でしたか？

「すごくアドバイスを頂いて、セットプレーのキッカーも自分はやっていたので、そこのところも、ものすごく細かく教えていただけましたし、利き足（左）も同じで似ている部分もあった。練習から百発百中で決められるくらいの技術が俊さんにはあったので、そこは別格だなと思いながら学んでいました」

■岸下アナとの共通点

Q、双子なんですね？
「そうです。双子です」

Q、僕も双子なんです。双子のお兄ちゃん？弟で言うと…
「僕は弟です」

Q、僕も弟なんですよ、すごい共通点
「つながりが（笑）」

Q、（双子の兄・田部井悠選手は）Ｊ２群馬にいらっしゃいますよね。対戦することもありえますね
「Ｊリーグでは、２０２２年はザスパクサツ群馬戦。僕は出られたんですけど、彼はケガをしていて出られなかったので、今年こそは兄弟対決をして、それが親孝行になると思うので、そこはしっかり実現したいと思います」

■今シーズンの目標

「２年連続で昇格っていうのは個人的に多分そんなに成し遂げられていないことだと思うので、しっかり岡山で成し遂げて、ボランチとしての怖さっていうところを高められるようにやっていくことが大事だと思っているので、そこは意識してやっていきたいです」

優しい笑顔も交えながら話してくれましたし、お互い双子の弟という共通点があって、大いに盛り上がりました。田部井選手の活躍にも期待です。

次節は３月１２日、ファジアーノ岡山はホームでツエーゲン金沢と対戦します。