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2022.11.21

4時間の作業を”20分に短縮”…運送業界でも進む「働き方改革」 先進事例とは?【岡山・岡山市】

運送業界の働き方改革推進のため、岡山労働局と岡山運輸支局のトップが11月21日、岡山市の運送会社を視察しました。トップ2人が合同で視察するのは、中四国地方では初めてということです。

岡山市中区の運送会社、鶴信運輸です。この会社は、働きやすい職場づくりや長時間労働の削減に積極的に取り組んでいて、岡山労働局の成毛節局長と岡山運輸支局の出口敦支局長が合同で視察に訪れました。

会社がドライバーの負担軽減のため2020年2月に導入した「スワップボディ」と呼ばれる車両は、車体と荷台が簡単に分離でき、これまで約4時間かかっていた荷物の積み下ろし作業が約20分に短縮できたということです。

トラックドライバーの労働環境を巡っては、働き方改革関連法により、2024年4月から、時間外労働が年間960時間に規制されることになり、働き方改革の推進は待ったなしの状況です。

(岡山労働局 成毛節局長)
「労働時間を短くするためにハードの取り組みをやっている。非常に勉強になった。2024年に向けて上限規制について十分周知していくとともに、具体的な取り組みについてもっと紹介していかなければならない」

(岡山運輸支局 出口敦支局長)
「経済団体、荷主を含めた物流の流れを見直す。今回は良い契機になったのでは」

また、長距離ドライバーの負担軽減についての意見交換も行われました。