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「私たちを元気にしてくれる動物がいる」って、気になる~! それがポニーの「嵐(ラン)」。お母さんは・・・

2020.05.05

「私たちを元気にしてくれる動物がいる」って、気になる~! それがポニーの「嵐(ラン)」。お母さんは・・・

倉敷市真備町で出会ったのは、去年8月の暴風雨の夜に産まれた嵐(ラン)。あの「奇跡のポニー」の娘でした!

おととしの西日本豪雨で濁流に流され、約240m離れた民家の屋根の上で発見された「奇跡のポニー」。

倉敷市真備町の高齢者施設「ライフタウンまび」の施設内には体験農場があり、施設の利用者が動物たちと癒しの時間を過ごせるようになっています。この農場はおととし7月の西日本豪雨の時、みるみるうちに水かさが増して完全に水没。飼育されていたポニーの「リーフ」と息子の「アース」は流されてしまいます。アースは命を落としてしまいましたが、リーフは約240m離れた民家の屋根にいるところを発見され救出。「奇跡のポニー」として話題になりました。


萩原ポニー2

「奇跡のポニー」リーフが娘を産んだのは、は西日本豪雨の時と同じ嵐の夜・・・。

リーフはライフタウンまびの復旧を待つ形で別の牧場で過ごしていましたが、そこで出会った「ムサシ」との間に子を宿します。そして、あの豪雨の夜から約1年1か月が過ぎた去年8月16日の未明、帰ってきたライフタウンまびの馬小屋で女の子を出産したのでした。奇しくもその日は台風10号が通過。暴風雨の中で、リーフは濁流に流されて溺死した息子アースのことを思いながら出産したのかもしれません。女の子は「嵐(ラン)」と名付けられました。


萩原ポニー4

リーフ、幼いランを残して天国に旅立つ・・・

ランを産んでからわずか3か月余り、足を痛めたことがきっかけで体調を崩していたリーフは集中的な治療もむなしく、天国へと旅立ってしまいました。どんなにか無念だったことでしょう。私が会いに行った時、とにかく元気に走り回っていたランでしたが、飼育員さんとの話がリーフのことになった途端に私達に背を向けて動かなくなってしまいました。お母さんのことを思い出させてしまったのでしょうか。とても申し訳ないことをしました。ごめんね、ラン。

萩原ポニー5

リーフの忘れ形見に「どんな困難にも負けず強い心を持ってほしい」という願いが込められ、命名された名前が「嵐(ラン)」。

「辛い思いをさせてしまったかな」と私が反省したのも束の間、草をやると勢いよくかぶりつきました。ランちゃん、食欲旺盛!発育が良すぎて?少しグラマーになったそうですが、それもご愛敬。お母さん譲りの愛想の良さで、施設の利用者や訪問者に元気を分け与えてくれています。お兄ちゃんとお母さんの分まで、元気に長生きしてね、ランちゃん!

萩原ポニー6

詳しくは5月5日(火祝)午後5時13分~生放送の『なんしょん?』でお伝えします。どうぞご覧下さい!