2020.04.28
創業55周年 ストッキング製造技術を生かしてマスク作りを開始! ~香川シームレス(丸亀市)~
主にストッキングなどの女性用フットウェアを製造・販売している丸亀市の香川シームレスが、全国で不足しているマスクの製造に乗り出しました。ストッキング作りで培われた技術を駆使したそのマスクとは!?
創業55周年!約300種類、年間850万足を出荷!
丸亀市の「香川シームレス」はストッキングやタイツなど様々なレッグウェアを製造。香川県内に2つの工場があり、商品企画から製造・販売までを一貫して行っています。
激戦、苦境のストッキング業界!多様なニーズを捉えて生き抜いてきた香川の企業が「コロナ禍」に直面・・・!
3代目の金地(かなじ)祐一郎社長いわく「ストッキング業界のピークはバブル期」。技術の発達で品質が良くなり耐久性が向上すると、買い替え需要が無くなるというジレンマに陥った業界は平成に入り次第に規模を縮小。その苦境の中、丁寧なモノづくりと幅広いニーズに応えてアイテム数を増やしたことで生き抜いてきました。そんな香川シームレスを直撃したのが「コロナ禍」・・・・。
「マスクが手に入らないんです・・・」従業員の言葉がきっかけとなったオリジナルマスクの開発
糸を筒状に編み上げるストッキングの形に着想を得て、その製造技術を生かしてマスクを作ることに。デザインや着け心地など何度も改良を重ねました。
仕上げの最終工程は「職人技」!55年間で培ったストッキング製造技術で社会貢献を!
裁断や耳にかけるゴムひもを縫い付ける工程はまさに職人技。比較的簡単な商品の包装は営業担当の社員が担うことも。現在、1日に約4千枚を出荷しています。ナイロンと、伸縮性のあるもう1種類の糸で作られていることからよく伸びる「香川シームレス」製マスク。香川の誇りです。