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“インバウンド再開“でどうなる?夏会期…コロナ禍のアートイベント 瀬戸内国際芸術祭(3)【香川】

2022.06.09

“インバウンド再開“でどうなる?夏会期…コロナ禍のアートイベント 瀬戸内国際芸術祭(3)【香川】

瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期は直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島の7つの島と高松港、宇野港周辺を舞台に8月5日から9月4日まで開かれます。
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島だけでなく、島へ渡る港周辺でも見所が増えます。高松港から近い屋島の山上に整備される観光交流施設「やしまーる」が夏会期中にオープンする予定です。
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また島の作品も見所いっぱいです。
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ハンセン病療養施設がある高松市の大島では、病気と差別の歴史を伝える作品が展示されます。
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芸5   (前回の作品)

そんな夏会期を前に大きな動きがありました。
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政府が6月10日から1日上限2万人の枠組みの中でインバウンド(訪日外国人)客の受け入れ再開を表明しました。感染状況を見ながら受け入れの拡大も検討しています。
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過去最多の約118万人の来場を記録した前回はその2割余りがインバウンド客でした。今回の春会期では前回の6割ほどに減少した来場者が、インバウンド客の復活により、夏会期で増加する可能性が出てきたのです。

瀬戸芸でインバウンド客が多いのは、高松空港の国際便が充実していることも関係しています。

コロナ禍前は台北、ソウル、上海、香港便が運行していました。2年以上運休していますが、香川県の浜田恵造知事は高松空港の国際便が早期に再開できるよう政府に要望する考えを示しました。

しかし心配なのが感染防止対策。インバウンド客はマスクや検温、消毒をしてくれるのか。政府は感染防止対策のガイドラインを示しましたが、瀬戸芸の対策も見直しが迫られそうです。
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夏会期が終われば9月29日からは秋会期も始まります。秋会期では香川県西部の4つの島が加わります。
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その1つ、本島がある丸亀市では、6月から8月にかけて本島などの宿泊施設を利用した人に1人当たり3000円を助成することを決め、秋会期に向けてはずみをつけようとしています。
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丸亀市の松永恭二市長は、「来る方も受け入れる方も両方に感染防止対策をしてもらい、だんだんと、そしてほどよい数が来てほしい」とコロナ禍で疲弊した地域の本音を語りました。
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これから国の内外から来る人には地方で開催する意味を理解してもらい、来る方、受け入れる方、双方が満足できるイベントになることを期待しています。

(報告 OHK岡山放送 前川裕喜)

瀬戸内国際芸術祭2022
夏会期 8/5~9/4
秋会期 9/29~11/6