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2022.04.14

【備えのツボ】地震大国ニッポン」~数字をうのみにしない~【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。熊本地震の前震から4月14日で6年、地震を引き起こした活断層のポイントを押さえましょう。

(防災士 新田俊介記者)
「2度の震度7を観測し、震災関連死を含め約280人が命を落とした地震。震源となったのは、日本に約2000あるとされる活断層でした」

■「地震大国ニッポン」
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約2メートルにわたって水平にずれた畑。熊本地震を引き起こした活断層です。
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国は特にリスクが高い活断層について、30年以内に地震が発生する確率などを公表しています。
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熊本地震の震源となった布田川断層帯も公表対象でしたが、当時示されていた確率は30年以内に0%から0.9%。一見すると確率が低そうな場所で、立て続けに震度7の揺れが起きました。
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■「数字をうのみにしない」

活断層型の地震は発生の間隔が数千年程度と長く、30年以内の確率では高い値になりません。
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例えば阪神淡路大震災では、直前の発生確率は0.02%から8%でした。
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このため国は、確率と合わせて危険度を4段階のランクで分類し、岡山県では北部の山崎断層帯が、上から2番目のAランクとされています。
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そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。すでに分かっている活断層はもちろん、未知の活断層が動いて地震が起きるケースもあります。

地震大国に生きているということを意識し、家具の転倒防止など身近な備えを進めていきましょう。
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