岡山県内の路線を含む維持が困難になっている路線を４月１１日に初めて公表したＪＲ西日本。長谷川一明社長は１３日、地域ごとにどういう交通体系が良いか一緒に議論していきたいと話しました。

ＪＲ西日本は１１日、利用者が少なく路線の維持が困難になっている１７路線、３０区間の収支を初めて公表しました。岡山県内では芸備線、姫新線、因美線の３つの路線が対象で、人口の減少が進むなか今後、地域交通の在り方をどうしていくのかという地方に突き付けられた厳しい現実が浮き彫りになりました。

そんななか、ＪＲ西日本の長谷川一明社長が１３日、会見しました。

（ＪＲ西日本長谷川一明社長）
「まずは（該当路線が）どんな状況かということと、それぞれの地域の交通体系の中でＪＲの各線をどのように位置づけて、まちづくりに反映してもらえるかというところについて、話ができればありがたい」

長谷川社長はこう話した上で、最終的な路線廃止の可能性については明言を避けました。