岡山放送のアナウンサーが小学校などを訪問し読み聞かせを行う１０年間の取り組みが、全国の読書運動を顕彰する文字・活字文化推進大賞を受賞し、２５日、オンラインで授賞式が行われました。

文字・活字文化推進大賞は、読書の推進などに貢献した学校や地方自治体などを東京の公益財団法人高橋松之助記念顕彰財団が毎年表彰しているものです。

テレビ局の受賞は、２００７年の表彰開始以来初めてで２５日、オンラインで行われた授賞式で岡山放送アナウンス室に表彰状が贈られました。

岡山放送では、２０１１年からアナウンサーによる出張朗読会を行い、これまでに岡山・香川の全ての市町村を訪問し、１３６回約２万５０００人に朗読を届けています。

特に西日本豪雨で被災した小学校への訪問やコロナ禍でのオンライン朗読会、視覚障害者に向けた生活情報紙の音訳など、「誰一人取り残されない読書環境」を目指す独自性の高い取り組みが評価されました。