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交通事故分析官が“事故の傾向”&“注意ポイント”を分析 秋の全国交通安全運動 命を守るために【岡山】

2021.09.23

交通事故分析官が“事故の傾向”&“注意ポイント”を分析 秋の全国交通安全運動 命を守るために【岡山】

秋の全国交通安全運動が21日スタートしました。交通事故で大切な命を失わないために…。2021年の事故の傾向や注意すべきポイントについて、岡山県警の交通事故分析官に聞きました。

道路の真ん中で横転した軽乗用車。こちらは、高速道路で大型トラックなど3台が絡んだ事故です。

岡山県警によりますと、2021年、県内で交通事故で死亡した人は34人。このうち、半数を超える18人が65歳以上の高齢者でした。

(岡山県警交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「2021年は高齢者の方が夜間に道路を横断中に被害に遭う事故が大変多くなっています。」

交通事故で死亡した高齢者18人のうち、歩行者は10人。このうち6人が、夜間に歩いて道路を渡っている最中に事故に遭いました。

(岸下恵介アナウンサー)
「岡山県和気町の県道に来ています。こちらでは2021年3月、93歳の男性が道路を横断中に乗用車にはねられて死亡しました。発生は夜間でした。」

岡山県警交通企画課の河本貴文交通事故分析官は、注意すべきポイントについてこう指摘します。

(岡山県警交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「横断歩道ですね、ここを渡る時にはしっかり左右を確認していただくのと、渡る方も手を挙げて、ちょっと合図をしてほしいんですよ。あと、アイコンタクトですね。渡りますよっていう意思表示をしてほしい。渡るのかな、渡らないのかなというより、渡るんだねと思ってぱっと止まっていただく方がお互いルールを守りやすくなると思います。」

また、夜間はドライバーから見て目立てるように、タスキやリストバンドの夜光反射材を身に付けて外出してほしいということです。

(岡山県警交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「ドライバーの方は(道路上の)ダイヤマークに差し掛かったら、その先には必ず横断歩道があるということを覚えておいてください。歩行者がいれば必ず一時停止、いるかどうか分からなければ、すぐ止まれるような速度までしっかり減速をしてください。」

秋以降は日暮れの時間が早まるため、早めのライト点灯を心掛けてほしいと呼び掛けています。

(岡山県警交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「県警察では横断歩行者等妨害等違反の取り締まりの強化はもちろん、様々な場面で広報啓発活動を強化していきますので、ドライバー、歩行者の皆さん交通事故に遭わないようにしっかり気を付けていただきたいと思います。」