新型コロナの影響で、来園者が減り危機的な経営状況にあるとして岡山市の池田動物園は９月１５日、岡山市に経済支援などを要請しました。

岡山市役所には池田動物園の赤迫良一総務部長らが訪れ要望書を提出しました。

要望では、岡山市が園内で開催するイベントの回数を増やすほか、会場使用料の増額を求めています。

池田動物園の入園者数は、感染拡大前の２０１９年、年間１０万人を超えていましたが、２０２０年は６万３０００人と３８％減少しました。

２０２１年も２度の「緊急事態宣言」で休園を余儀なくされ、園だけでは、経営危機を乗り切れないとしています。

（池田動物園　赤迫良一総務部長）
「これから何年続くか分からない状況で、皆様に引き続き支援や協力頂き、何とか存続したい。」

池田動物園では、使用していない園内の施設を活用した新たな事業を岡山市に提案していきたいとしています。