政府は先ほど岡山県に発令している緊急事態宣言を６月２０日で解除することを決めました。感染拡大防止と地域経済の維持へ、次の局面を迎えます。

（菅義偉首相）
「緊急事態宣言については北海道・東京都・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県・福岡県については６月２０日をもって解除する。」

政府は午後５時から開いた対策本部で、岡山県を含む１０の都道府県に出している緊急事態宣言について、沖縄を除き６月２０日で解除することを正式に決めました。

解除を受け伊原木知事は…

（岡山県　伊原木隆太知事）
「病床使用率も下がっている。一方でリバウンドについては非常に警戒をしないといけない。７月以降を見ながらいかに安定的に事態をコントロールするために今何をすべきなのか考えている。」

岡山県への緊急事態宣言は５月１６日に出され、県全域の飲食店への休業・時短営業が要請されたほか、公共施設が閉鎖されるなどしました。

この間、新規感染者の数は、減少傾向が続いていて、一時は週に１０００人を超えていましたが、直近の１週間では５５人となっています。

県はこのあと午後７時から対策本部会議を開き、県民への呼びかけの内容を決める予定で、飲食店での酒の提供や営業時間に制限がかかるかなどが焦点となっています。