2021.06.18
6月22日は「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」です。
ハンセン病はかつて、らい病と呼ばれていました。長い間、治療法が見つからず、遺伝する・恐ろしい伝染病と誤解されてきました。しかし、感染力は弱く、現代では治療薬で治ります。高松港沖、大島にある「国立療養所大島青松園」は、かつて国の政策により、ハンセン病患者を隔離収容するために作られました。
国の間違った政策により入所者だけでなくそのご家族も差別や偏見に苦しんできました。
大島青松園では、入所者が島外の人々と交流する様々な取り組みを行っています。療養所として約110年歩んできた歴史を後世に伝え、人権について考え、学ぶ拠点としての資料館があり、入所者の生活用品など様々な資料を展示しています。
ハンセン病について正しく理解し、様々な人権問題について考え、偏見や差別のない社会を作っていきましょう。
香川県では、ハンセン病に関する学習副読本を作成し、県内の小学校などで活用しています。
副読本は香川県ホームページからも見ることができますので、家庭で話すきっかけにしてください。