OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
国内シェア7割「学生服のまち」倉敷市児島で学生服の生産が最盛期【岡山・倉敷市】

2021.03.18

国内シェア7割「学生服のまち」倉敷市児島で学生服の生産が最盛期【岡山・倉敷市】

入学シーズンに向けた準備です。学生服のまちとして知られる倉敷市児島では学生服の生産がピークを迎えています。
0作業
学生服の国内シェア7割を占める倉敷市児島。学生服メーカーの明石スクール・ユニフォームカンパニーでは、全国の高校約5000校のうち約1600校の制服を手がけています。
1作業.jpg
(北村麗アナ)
「こちらでは南は沖縄から北は北海道まで、全国の制服を生産しています。」

毎年、2月から5月の4ヵ月間の売り上げが、1年の売り上げの9割弱を占めていて、特に入学式直前の3月末は生産のピークを迎えます。

(北村麗アナ)
「最近の制服のトレンドはコロナ対策とジェンダーフリーです。」

(明石スクールユニフォームカンパニー営業本部 北之迫優香さん)
「コロナ禍で抗ウイルス加工の素材へのニーズが高まっている。」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年の納入先は、学校や販売所ではなく生徒の自宅がほとんどで、接触の少ない宅配形式に変わってきてるそうです。

また、近年では、ジェンダーフリーの制服も増えてきているといいます。
3作業
(明石スクールユニフォームカンパニー営業本部 北之迫優香さん)
「ジェンダーの問題から、ブレザーのものが増えている。女性でもスラックスのものが増えている。柄は小柄でスラックスにもスカートにも合うものが増えている。」

明石スクール・ユニフォームカンパニーでは、2019年から性的少数者の団体と連携し、専門知識を持った社員が生徒の性の悩みを聞きながら1人1人に合った制服を提案する取り組みも始めています。
4作業.jpg
(明石スクールユニフォームカンパニー営業本部 榊原隆部長)
「制服は学生時代にしか着られないもの。自分がしたいと思う格好で3年間を充実して過ごしてほしい。」

明石スクール・ユニフォームカンパニーでは、2021年の入学式シーズンに約38万着の制服を全国に出荷する予定です。