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2021.03.02

107人が感染する大規模クラスター発生の弘恩苑が「終息宣言」…温かく見守ってほしい【香川・高松市】

100人を超える規模の新型コロナのクラスターが発生した高松市の老人ホームが、感染拡大が終わったとして3月2日、「終息宣言」をしました。施設側が約2ヵ月の壮絶な闘いを振り返りました。

高松市前田西町の特別養護老人ホーム弘恩苑。2021年1月5日から31日にかけ入所者80人、職員27人、合わせて107人が感染する大規模なクラスターが発生しました。

現在、いずれの感染者も回復するなど感染拡大が終わったとして、大西市長を迎えて「終息宣言」を行い、報道陣の取材に応じました。

(弘恩苑 鎌田真雄施設長)
「地域の人、市民、利用者、家族に心配と迷惑をかけたことをお詫びします。」

無症状の感染者から相部屋の入所者へと感染が広がったと見られるこの施設。感染の規模が一気に広がり医療機関に移すのが難しい入所者を施設内で療養させました。職員約100人の限られた人員で難しい対応を強いられました。

(弘恩苑 鎌田真雄施設長)
「日を追うごとに利用者の症状が悪くなり看る職員も(感染して)減っていきどうしたらいいか本当に分からなくなって最悪の時は事務長と入って介助しないといけないと思っていた。」

保健所の医師や看護師、DMATの応援をもらい、何とか耐え抜いた2ヵ月。感染を広げないため自宅に帰らない職員もいました。

一方、誹謗中傷とも取れる心ない批判の電話などもあり、「終息宣言」をしても不安が続きます。

(弘恩苑 鎌田真雄施設長)
「クラスターが起こったのは間違いなく(一般の人が)怖がっているのも間違いない。職員もいろいろな目に遭っているのでできたら温かく見守って(誹謗中傷も)終息につながってほしい。」

(前川裕喜記者)
「クラスター乗り越え新たな1歩を踏み出した施設。感染者が増え続ける社会にクラスター対応やコロナハラスメントの対応など新たな問題を投げかけています。」