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車に乗ったら必ずシートベルト【香川県】サン讃かがわ2020年7月2日放送

2020.07.03

車に乗ったら必ずシートベルト

香川県では今年に入り、交通死亡事故が多発し、去年以上に事故死者数が増えています。 人口10万人あたりの交通事故死者数で、香川県は常にワースト上位にあり、今年は、5月末現在で、全国ワースト1位。いま一度、安全運転意識の徹底が求められています。
交通事故の犠牲者をなくすため、知っておいてほしいことがあります。それが、シートベルトの着用です。シートベルトは、後部座席も含め、全席着用が義務化されています。

後部座席のシートベルトの非着用率が高い

しかし、県内一般道での非着用率。シートベルトを締めていない人の割合は、運転席が1.5%。後部座席は56%となっており、危機意識の低さが懸念されます。
後部座席でシートベルトをしていないと、本人が車内で大けがをするだけでなく、車の外に放り出されて大けがをしたり、前の座席の同乗者と衝突するなど、自分だけでなく、他人を巻き込む、大事故につながる危険があるのです。

シートベルトの着用で助かる命も

ここで深掘り!
去年の四輪乗車中の交通事故死者は15人。そのうち、10人がシートベルトをしていませんでした。この中でもし、着用していれば、9人が助かったといわれています。
では、シートベルトの重要性を確かめるため、日本自動車連盟(JAF)にご協力いただき、衝突体験をしてみましょう。これから、時速5kmでの模擬衝突体験をしてもらいます。

実際に模擬衝突体験をしてみると

たった5kmでも、すごい衝撃があります。
今回は、時速5kmの模擬衝突でしたが、実際に走行している速度だったら、その衝撃はどのくらいになるでしょう。そして、その衝撃は前席も後席も同じですから、後席でシートベルトを着用していないとどうなるでしょう。自分の運転を過信せず、車に乗ったら全ての席でシートベルトを着用しましょう。

幼児には必ずチャイルドシートを

また、6歳未満の幼児は、チャイルドシートを使用しなければなりません。子どもを抱っこして車に乗っている方を見かけますが、抱っこはチャイルドシートの代わりになりません。事故に遭ったときに、子どもを支えることはできないのです。香川県では、チャイルドシートの助成金制度やレンタル制度を行っています。詳しくは香川県警のホームページをご覧ください。一人でも、交通事故の犠牲者をなくすため。車に乗れば全席シートベルト!そして幼児にはチャイルドシートを着用しましょう。