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2024.04.16

“災害に強いライフライン”として期待 岡山市東区瀬戸町に安定給水が可能な「瀬戸調整池」が完成【岡山】

岡山市東区の老朽化した浄水場に代わり、より安定した給水が可能な調整池が新たに完成しました。県の広域水道企業団から受水するもので、災害に強いライフラインとしての役割が期待されています。

岡山市東区瀬戸町に完成したのは「瀬戸調整池」で、4月16日、大森市長らがバルブを回して調整池に水を流し込みました。内側の直径は18.7メートルで耐震性に優れたPCコンクリート製のタンクを使用し、2つで約6000世帯分の水道水を供給することができます。

(中塚美緒アナウンサー)
「災害で断水が発生した場合は調整池に貯められた水をこの応急給水栓から給水車へと汲み取り、各災害避難所へと届けることができます」

もともとこの地区へ給水していた大内浄水場は1972年に給水開始して以降50年以上稼働しており、水質の悪化や施設の老朽化が目立つようになりました。市は、その対策として、浄水場を新たに整備するよりも、コストがかからずにより安定給水が可能な県の広域水道企業団から受水する調整池を新設したということです。

(岡山市 大森雅夫市長)
「我々もいつどんな災害があるかわからないので、いざという時のために災害に強い調整池を作らせてもらった。これで瀬戸地区の皆さんに安全安心な水が常時提供できると思う」

瀬戸調整池は4月16日から供用が始まります。