国が防衛目的で整備を進めている「特定利用空港・港湾」について、政府は４月１日、高松市の高松港を指定しました。

高松港の「特定利用空港・港湾」の指定は、１日に開かれた関係閣僚会議で決まり、今後は、岸壁の整備などが進められます。

「特定利用空港・港湾」は、平時から自衛隊や海上保安庁などが円滑に利用できるよう国が選定を進めていたものです。香川県は、国の安全保障に関する重要な取り組みとしたうえで、災害発生時の対応が迅速になる点や高松港の整備が促進されるなどのメリットから３月２６日、指定を受け入れると国に回答していました。

また、県は、指定後も民間利用を主体とすることや攻撃の対象になるなど危険性が高まるものではないと説明しています。

「特定利用空港・港湾」を巡っては、今回、高松港のほか北海道や沖縄など７道県の１６カ所が指定されました。