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2024.03.23

西日本豪雨災害から5年が経過 真備緊急治水対策プロジェクトが完了し記念式典開催【岡山・倉敷市】

甚大な被害をもたらした西日本豪雨から5年が過ぎ、倉敷市の真備町を流れる小田川と高梁川の合流点の付け替え工事が完了し、3月23日竣工を祝う記念式典が行われました。

記念式典には事業を行った国土交通省や岡山県、倉敷市の関係者や地元住民など約1000人が集まりました。
式典では国土交通省の小鑓隆史大臣政務官が「国土強靭化対策として完成させた事業で今後も流域の住民の安全を守りたい」と挨拶しました。
このあと出席者でくす玉が割られ、事業の完了を祝いました。

西日本豪雨による真備地区での災害は高梁川の増水で合流する小田川がせき止められ、8カ所の堤防が決壊したことによるもので、付け替え事業では以前の合流点の近くにある柳井原貯水池を経由する別の川の流れをつくり、新しい合流点を約4.6キロ下流に移しました。

(国交省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所 濱田靖彦事務所長)
「平成30年7月豪雨を受け完成時期を5年前倒しして進めてきた。5年で工事完成をうれしく思っている」

新たな合流点の近くには災害時に水防活動の拠点となる水防センターと一時避難所としても利用できる公園が完成しています。