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友達同士の理解にもつなげて…岡山市の保育園で園児対象の手話講座【岡山】

2024.03.18

友達同士の理解にもつなげて…岡山市の保育園で園児対象の手話講座【岡山】

園児たちが手話を学びます。聴覚障害への理解を深め、手話を広めていこうと3月5日、岡山市の保育園で手話講座が開かれました。

(園児)
「よろしくお願いします」
(岡山県聴覚障害者福祉協会 庄田正子さん)
「庄田といいます。よろしくお願いします」「私は耳が聞こえません」

手話の表現を熱心に見つめているのは、岡山市のひらたえがお保育園の4歳から6歳の園児約30人です。この保育園には、聴覚障害や発達障害などの園児が多く通っていて、友達同士の理解につなげたいと、園が、岡山県聴覚障害者福祉協会に依頼し、出前講座が開かれました。

園児たちは、協会が制作した幼児向けの紙芝居を見ながら動物の名前やあいさつの手話を覚えたり、聴覚障害のある人に話かける時には、肩に触れて気づいてもらうことなどを学んでいました。

(園児は…)
「たのしかった」
「うさぎ」「おはよう」「おともだち」「ありがとう」

(岡山県聴覚障害者福祉協会 庄田正子さん)
「障害者に対して、わざわざこんな障害があるということもなく、聴覚・視覚障害者もいるのが当たり前だという見方、そういう社会になってほしい」

岡山県では県を含めた24の自治体で、香川県では7つの市で、手話言語の普及を目指す条例が制定されています。協会は今後も出前講座を続けていき子供のころから手話に触れてもらう機会を増やしていきたいとしています。

今回、園児たちが学んだ手話は「ありがとう」。相撲の賞金を受け取るときの形をイメージしてください。他にも、「こんばんわ」は、だんだん空が暗くなっていく様子をイメージしてこう表現します。手だけでなく表情も大切です。是非、覚えてみてください。