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2024.03.14

”瀬戸大橋背景に飛ぶのが夢だった” 倉敷市の鷲羽山で空飛ぶクルマの試験飛行【岡山】

夢の乗り物の実現に向けたテストです。「空飛ぶクルマ」の実用化を目指している倉敷市の一般社団法人が、3月14日、瀬戸内海を臨む倉敷市の鷲羽山で試験飛行を行いました。

試験飛行を行ったのは、倉敷市の一般社団法人MASCです。これまで中国製の機体を使って13回の試験飛行を行っていて、瀬戸内海国立公園が指定90周年を迎える記念事業として今回、倉敷市で初めて飛行することになりました。

鷲羽山展望台の駐車場で行われた試験飛行は、当初検査員2人が乗り込む予定でしたが、急きょ無人での飛行に変更。機体は約30メートルの高さまで上昇した後、4分間、460メートルにわたって上空を飛び、振動や騒音の測定や安全性の確認などが行われました。

(MASC 坂ノ上博史 事務局長)
「私たちは倉敷が地元ということもあるので瀬戸大橋を背景に空飛ぶクルマが実際に飛ぶということを2021年以降夢見てきた。まさにそれが実現したということで非常にうれしい」

MASCは、遊覧飛行といった観光面のほか、災害時の緊急搬送などでも「空飛ぶクルマ」を活用したいとしていて、2026年以降の実用化を目指し、今後も実証実験を重ねていくことにしています。