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2024.02.22

運転手不足解消の切り札となるか? 高松市の観光名所「屋島」で自動運転バスの実証実験【香川】

深刻化するバスの運転手不足の解消に向け新たな取り組みです。高松市が屋島の山上で自動運転バスの実証実験を始めることになり、関係者向けの試乗会が行われました。

この実証実験は全国的に問題となっているバスの運転手不足に対応しようと高松市などが行ったもので、大西秀人市長らが試乗しました。ルートは屋島の山上にある拠点施設やしまーるの駐車場と、屋島スカイウェイの途中にある展望スペースを結ぶ往復2キロとなっています。

(河野有紀記者)
「今回の実証実験で使われるバスは8人乗りの小型電気自動車で、時速20キロで走行します。車内にある窓も大きいので、天気が良ければ屋島の景色を楽しめそうです」

この自動運転バスは内臓されているコンピューターにあらかじめ走行ルートを入力し、前に5つ、うしろに2つあるセンサーで周りに異常がないかを確かめながらゆっくり走ります。

(河野有紀記者)
「今は自動ですか?手動ですか?(―自動です。)乗り心地は変わらないですね」

原則自動運転ですが、走行時にはオペレーターが1人同乗し、霧が濃い日などは、安全性を考慮して手動に切り替える場合もあります。

(高松市 大西秀人市長)
「バスの運転手が確保しづらく、減便せざるを得ない状況。走行距離をのばしたり、他の地域でもやってみたり、そういうのを積み重ねて実走になる。いろんな形で協力してもらえたら」

自動運転バスの実証実験は県内では初めてで、2月23日から3月3日まで1日6便走ります。予約は不要で先着順ということです。