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2024.02.12

冷たい水に腰までつかり…西大寺会陽(はだか祭り)を前に水垢離行【岡山・岡山市】

4年ぶりに宝木の争奪戦が復活する今年の西大寺会陽。祭りを17日に控え、舞台となる岡山市東区の西大寺観音院では連日、冷たい水で心身を清める水垢離行が行われています。

(報告 生本ひなの記者)
「4年ぶりに完全復活する祭りに向け準備が着々と進む西大寺観音院では寒空の下水垢離行が行われています」

午前9時半、住職を先頭に裸の参加者たちが垢離取り場に集まってきました。冷たい水に腰まで浸かり心身を清める水垢離行、会陽の2週間ほど前から午前と午後の1日2回、行われる恒例行事で2024年は2月4日に始まりました。

岡山市の12日朝の最低気温は0.5度、参加者は約5分間、寒さに耐えながら経を唱えます。

(参加者は)
「心が鍛えれてよかった」
「自分のグループが出るので無事に帰ってこれるように水に入っている」
「3月結婚するのでそのためにも挑みたい」

コロナ禍を経て4年ぶりとなる宝木の争奪戦、過去には事故も発生していることから2024年は参加者が境内に入場する時間を遅らせ、もみ合う時間を短縮するほか飲酒チェックを強化するなど一層の安全対策を呼びかけています。

(西大寺観音院 坪井綾広住職)
「争奪ができるだけでありがたい地域にとってもよろこび安心感を持って出ることによって支えられる、支えてあげるという気持ちで参加してもらいたい」

西大寺会陽は2月17日、宝木は午後10時に投下されます。この宝木争奪戦の前には小学生を対象とした「少年はだか祭り」も4年ぶりに復活するということです。