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2024.01.31

華やかな衣装のひな人形ずらり「野崎家のお雛様展」 時代によって変わる顔や衣装【岡山・倉敷市】

江戸時代に塩田開発で財を成した野崎家に伝わるひな人形などを紹介する展示会が、1月31日から倉敷市で始まりました。

華やかな衣装を身にまとったひな人形が並びます。倉敷市の旧野崎家住宅では、毎年この時期にお雛様展を開催していて、野崎家に代々伝わる貴重なひな人形やひな道具など200点余りを展示しています。

最も目を引くのが高さ80センチのひな人形、享保雛です。明治初期に岡山藩主だった池田家から野崎家に贈られたもので、下側から顔をのぞくと微笑んだ表情に見えるのが特徴です。他にも、京都の名工大木平蔵による豪華な人形や、全国でも数少ない明治天皇をモデルにしたひな人形などが展示されています。

(旧野崎家住宅 宮崎健司学芸員)
「時代によってお雛様の顔や衣装なども少しずつ変わってきている。そういったところも細かく見てもらえれば楽しんでもらえると思う」

野崎家のお雛様展は4月7日までで、2月23日からは近くのたい暇堂で、100畳の大広間に市民から寄せられた約600体のひな人形を飾る「おひな同窓会」も開催されます。