OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2024.01.26

2014年に世界各地で感染確認「エボラ出血熱」 コロナ禍経て4年ぶり対応訓練【香川・高松市】

危険性が極めて高いエボラ出血熱の疑いがある患者が出た場合の対応訓練が1月26日、高松市の病院で行われました。

エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症で、危険性が極めて高い「1類感染症」に分類されています。

4年ぶりとなる対応訓練では、エボラ出血熱が発生した地域から香川県内に帰ってきた40代の男性が発熱症状を保健所に訴えてきたという想定で行われました。香川県立中央病院の医師や県の職員など約40人が参加し、保健所から病院への患者の受け入れや検体採取、様々な検査などの手順を確認していました。

(香川県立中央病院 青江基副病院長)
「コロナの重症患者も受け入れていたので、4年前よりスムーズにいったのではないか。全体的な流れとしてはとても良かった」

エボラ出血熱は2014年ごろに西アフリカで流行するなど世界各地で感染が確認されていますが、日本国内ではこれまで患者は発生していません。県立中央病院は1類感染症患者の治療に対応する県内唯一の指定医療機関で、専門病棟も設置されています。