OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2024.01.22

清流で丁寧に洗い作業…岡山県の伝統工芸品「横野和紙」の原料・ミツマタの川ざらし【岡山・津山市】

岡山県の伝統工芸品、横野和紙の原料のミツマタを洗う「川ざらし」の作業が津山市で始まりました。

冷たい谷川の清流でミツマタを洗います。津山市北部の山あいにある上横野地区では江戸時代から手すき和紙が作られていて、毎年この時期に始まる川ざらしの作業では原料のミツマタのアクや皮に付着した不純物を洗い流します。

地元の和紙工場では1月22日の朝、7代目の上田康正さん夫婦が約40キロのミツマタを1時間かけ丁寧に洗いました。

(上田手漉和紙工場 上田康正さん)
「(Q:この時期の川ざらしは?)気候が安定していて、川の水が比較的きれいで不純物少なく、やりやすい。作ってくれる人に一番良い物を届けたい。そういう思いでやっている」

ミツマタはこのあと手すき和紙になり、金箔を保護するための「箔合紙」や、便せんや封筒などに加工されます。