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野口健さん「寝袋ひとつで助かる命がある」総社市が能登半島地震被災地の七尾市などに寝袋支援【岡山】

2024.01.05

野口健さん「寝袋ひとつで助かる命がある」総社市が能登半島地震被災地の七尾市などに寝袋支援【岡山】

岡山・香川の市町村からも支援の動きが続いています。

(総社市 片岡聡一市長)
「きょう(1月5日)募集を開始し、(石川県)七尾市の(避難所にいる)2303人に向けて夜の寒さをしのぐ寝袋を送りたい」

このうち総社市は1月5日、登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人ピーク・エイドと協力し、市民などから募った寝袋を石川県七尾市などに届けるプロジェクトを発足すると発表しました。

総社市は1月2日、職員3人を七尾市に派遣していて避難所の運営にあたっています。

(総社市 片岡聡一市長)
「このように毛布で人が寄り添って寝ている。寒くてたまらないのでジャンパーを着て寝ているのが現状」

会見で片岡市長は、七尾市の茶谷義隆市長から市内16カ所の避難所のうち12カ所にエアコンがなく冷え込むことから寝袋を送ってほしいと要望があったことを明らかにしました。

(登山家 野口健さん)
「非常に寒い中でオーバーではなく思う、自分が山に登る経験からも言える、寝袋ひとつで助かる命がある」

総社市とピーク・エイドは災害支援に関する協定を結んでいて2016年の熊本地震ではテントを活用した避難所を運営するなどともに被災地支援を続けています。

(登山家 野口健さん)
「被災自治体の行政の細かいニーズに僕らからのアプローチは難しい。総社市がアプローチして、僕らは物を集める。行政とNPO法人のコラボで迅速にできることがある」

支援する寝袋は氷点下に対応する新品に限定していて市役所で24時間持ち込みを受け付けるほか、ピーク・エイドのホームページを通じて支援することもできます。

また、市は5日から市役所など12カ所で義援金の受け付けを始めました。