作家たちが自らをモチーフにして制作した作品を展示した企画展が、高松市の美術館で開かれています。

アメリカのニュース雑誌、「ＴＩＭＥ」の表紙を飾ったオバマ大統領の顔の下半分は、鏡に映った作者の顔。世界と自分の関わりが幻想にすぎないことを表しています。
会場には、６人の作家が自らをモチーフにして制作した作品、１４点が展示されています。

こちらは、松井えり菜さんの作品、「エブリデー審判デイズ」
自身の顔の中心にいるのは赤ん坊、出産を経て大きく変化した自分を取り巻く環境をユーモラスに描き出しています。
このほかにも写真や映像などそれぞれの作家が様々な手法で自らを表現しています。

（高松市美術館　橘美貴学芸員）
「皆さん自身も自分と向き合うような気持ちで作品を楽しんでもらえたら」

この企画展は、高松市紺屋町の高松市美術館で１月２０日まで開かれています。