政治倫理基準の条例に違反する行為があったとして議長の辞職が求められていた総社市議会の定例議会が１１月３０日開会し、議長の辞職が認められ、選挙で新しい議長が選ばれました。

総社市議会の深見昌宏議長は議長就任前の２０２３年７月市内の病院の開院祝いに自身が社長を務める会社から議長名で花を贈りました。

市議会は政治倫理審査会を設置し、この行為が政治倫理基準の条例に違反しているとして議長辞職を求める報告書をまとめました。深見議長は、１１月２０日に議長辞職願を提出し、３０日に開会した定例市議会の冒頭で辞職が認められました。

（深見昌宏　前議長）
「１か月ほどの間皆さんにいろんなことで迷惑かけたことを陳謝したいと思う」

このあと新しい議長を選ぶ選挙が行われ、投票の結果、２０２３年１０月まで議長を務めていた村木理英議員が選出されました。

（村木理英　新議長）
「このたびの一件を受け私を先頭に議員全員が襟を正し自らを律し一丸となり政治倫理基準の順守に努めていきたい」

村木新議長の任期は、２０２５年１０月１日までです