秋田県の佐竹敬久知事が四国の料理を「貧乏くさい」などと発言したことがきっかけです。東京で１１月１５日、香川など四国４県と秋田県の合同特産品販売会が開かれました。

イベントには愛媛県の中村知事、徳島県の後藤田知事ら四国４県の関係者と秋田県の佐竹知事が出席しました。このイベントは秋田県の佐竹知事が１０月に講演で四国地方の料理を「貧乏くさい」などとけなす発言をしたのがきっかけで行われたものです。

その後、佐竹知事は「四国の方はもとより、四国と関係のある方々、県民の皆さんに大変不快な思いをさせた。心からお詫びを申し上げたい」と謝罪していました。

合同特産品販売会は秋田県が提案する形で開かれたもので、現地では香川県のオリーブの新漬けのほか愛媛県のじゃこ天、秋田県のきりたんぽなど４県の特産品の入った詰め合わせが５０セット限定で販売され、香川県東京事務所によるとすぐに完売したということです。

イベントのあいさつで秋田県の佐竹知事は「四国の方々の寛大な気持ちに自分で恥じ入っている」としたうえで、「四国と秋田はご縁がある。これからも反省しつつ、四国といろんな面でコラボしながら地方創生に取り組んでいきたい」と話しました。

香川県からは海外出張中の池田豊人知事に代わり、県東京事務所の川上博文副所長が出席しました。