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2023.11.04

ボールペンの“白と黒”だけで社会のひずみや苦悩を表現 高松市で「白と黒の孤独な人生展」【香川】

白と黒だけであらゆる感情を表現します。ボールペンで描かれた絵を集めた企画展が、高松市の美術館で開かれています。

ボールペンで精巧に描かれた機関車に…水を欲しているように見えるヒマワリ。高松市の歯ART美術館では、香川県のボールペン画作家、寺島和希さんの作品、25点が展示されています。

白と黒だけで織りなすボールペン画の世界。インクのにじみやかすれ具合を使い分けることで、社会のひずみや苦悩を表現しています。

作品のタイトルは、「現実」。ハサミや鉛筆、定規など日常で使うものが時計の上で交錯していて、刻一刻と過ぎ去っていく社会のせわしなさが感じられます。

この企画展は、高松市庵治町の歯ART美術館で11月末まで開かれています。