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2023.10.26

特に教育現場で…例年にない“異例の早さ”でインフルエンザが流行 高齢者などは早めの予防接種を【岡山】

インフルエンザが異例の早さで流行です。岡山県内の直近1週間の患者数が前の週の1.5倍となるなど、増加のペースが早まっていて、県が注意を呼び掛けています。

(岡山県健康推進課 松岡保博主任)
「この時期にしては、あり得ない。例年にはない流行状況。今後インフルエンザの本格シーズンに入るので、このピークがどこまで増えるのか注視する必要がある」

10月5日、過去10年で最も早く注意報が発令されたインフルエンザ。岡山県が10月26日に発表した速報によりますと84カ所の定点医療機関で、1カ所当たりの患者数は10人に迫りました。前の週と比べ1.5倍と一気の増加です。

(岡山県健康推進課 松岡保博主任)
「例年であれば12月頃からの動きが9月の時点で起こっている。県内でこれだけ流行しているので、学校の臨時休業もすごい数が報告されている」

中でも流行が拡大しているのが教育現場です。県内では前のシーズンはこの時期、ゼロだった感染者数が、10月25日までに3547人となっています。また、すでに約230以上の施設で学年閉鎖や学級閉鎖となっていて、県は改めて基本的な感染対策の徹底を呼び掛けています。

(岡山県健康推進課 松岡保博主任)
「新型コロナで実施してきたような感染防止策はインフルエンザでも有効。インフルエンザはワクチンもあるので、特に高齢者やリスクのある人は早めの接種を検討してほしい」

異例の早さで感染が広がるインフルエンザ。ワクチン接種を含め、例年より早めの対策が必要といえそうです。