知っていると得する香川の豆知識を紹介する「さぬきのプラス」。１０月２４日は、肌寒くなるこれからの季節にぴったりな、さぬき市のスポットを紹介します。

（中村香月記者）
「１０月に入り、肌寒い日が増えてきました。そんなこれからの時期にぴったりな体を温めるスポットがさぬき市にあると聞いてやってきたのですが…。こちら、扉から火が噴き出ています。これ大丈夫ですか」 さぬき市昭和にある「塚原から風呂」。 約１３００年前に人々の病気を治すために作られたとされる蒸し風呂で、「古代のサウナ」として親しまれています。 幅１．２メートル、奥行き２．７メートルの石づくりのこの風呂。 その上にぬれたワラなどを敷き詰め塩水をまき、発生した蒸気で１時間から２時間ほど蒸らします。奈良時代に使われていたとされる手法で、今でもこの形で営業しているのは、全国で唯一だということです。 ■約２時間後― （中村香月記者）
「から風呂が入れる状態になったということなので、毛布と座布団、完全装備で入ってみたいと思います」 「熱い！熱い！」
から風呂は、ＳＮＳで話題を集めていて、県の内外から多くの客が訪れるということです。

（愛知から来た人は…）
「汗が止まらない。ぽかぽか」 （埼玉から来た人は…）
「思っていたより熱い。体験した方が絶対いい。体験したら変わる」 （４３年通う常連客は…）
「家に帰ってご飯を食べてもおいしい。ビールは特にうまい。このお風呂はそういうところがすごい」 肌寒くなってくるこれからの季節。皆さんも、さぬきに伝わる古代のサウナで、心と体を温めてみてはいかがでしょうか。