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2023.09.15

総本山善通寺の宿坊に”四国の伝統工芸品に囲まれる”特別室お目見え【香川】

お遍路さんなどが泊まる宿坊の「特別室」が、善通寺市の総本山善通寺に設けられ、9月15日、報道陣に公開されました。四国の伝統工芸品が詰まった贅沢な空間となっています。

(河野有紀記者)
「こちらが今回、新たに作られた特別室です。襖は香川の保多織、壁には高知の土佐和紙など四国の工芸品が詰まった1室となっています。」

善通寺市にある総本山善通寺の宿坊、いろは会館です。50ある部屋のうち今回は2部屋が「特別室」としてリニューアルされました。

香川漆器の茶びつや保多織のクッション、阿波藍の掛け軸など、部屋には四国各地の伝統工芸品がふんだんに取り入れられ、実際に触ることや使うことができます。

また、用意されているタブレット端末では、日本語と中国語に対応した工芸品の説明や紹介動画などが見ることができ四国の伝統をPRしています。

(総本山善通寺・広報 安藤誠啓さん)
「四国にこんなに良いものがあるというのを実体験してもらうのが1つの目的。伝統工芸品に包まれた部屋の空間を楽しむのは他では味わえない。それを楽しみに来て欲しい。」

この特別室は観光庁が進める観光再始動事業の一環で作られたもので、今後、改良を重ね2023年の年末をめどに、一般の利用開始を目指すということです。