2023.08.10
本番でトラブル発生…もう一つの熱戦「スイーツ甲子園」 高校生活最後の夏に密着【岡山】
岡山代表として2023年の「夏の甲子園」に出場したおかやま山陽高校。この夏、熱戦を繰り広げたのは野球部だけではありませんでした。
日本一の高校生パティシエを決めるコンテスト、スイーツ甲子園。8月3日、岡山市で行われた西日本大会に製菓科の生徒の姿がありました。
浅口市のおかやま山陽高校。
3年前には日本一に輝いたスイーツ甲子園の強豪校で、2023年は2年生と3年生の2チームが西日本大会に出場します。
3年生にとっては最後の夏、夏休みに入ってからは毎日、練習に励み、真剣な表情でスイーツと向き合います。
(三谷真歩先生)
「きょうは集中している。3人チームワークがよくて、頼んでもないのに朝練習に来る。自分たちの納得できるケーキを大会で作ってもらえたら」
大会は、3人1組となってホールケーキを作り、味や飾りつけの技術、調理の姿勢など5つのポイントで採点されます。 2023年のテーマは「アニバーサリーケーキ」。3年生は学校の創立100周年に合わせて、虹や風船をイメージしたアメ細工を作ることにしました。繊細な技術が求められる難しい作業です。
この日の練習では、12分を残して見事完成。後悔のない最高のケーキを作るため、本番を想定した練習をひたすら繰り返します。 (小西花さん)
「将来の夢はたくさんの人を幸せにできるパティシエになって、いつか自分もその楽しさを人に伝えられるような立場になれたら」 (岡山ひかるさん)
「(スイーツを)作るのが好きで、スイーツに関わる仕事がしたいと思った」 (星島彩希さん)
「家族がイチゴ園をしているから、イチゴをたくさん使ったケーキを 提供できるカフェを開きたい。高校3年で最後のチャンスだから、絶対にものにしたい。夏休み返上でしっかり頑張りたい」 3年生のチームの1人、星島彩希さん。両親がイチゴ農園を営んでいます。 星島さんは、売れ残ったイチゴを再利用したレシピを考案しました。
(星島彩希さん)
「今回使用しているのが、作りすぎて冷凍しているイチゴ。それは売れない。それをいろんな人に食べてもらえるのは、これからにとって意味のあること」
将来のためにも、これからの時代に求められるケーキで勝負します。
迎えた西日本大会当日。 (生徒たちは…)
「めちゃくちゃ楽しみ。いつも通り練習のように 頑張っていけたら」
(司会)「3,2,1…スタートです!」
3人とも落ち着いた様子で出だしは好調です。決勝に進めるのは12チームの上位3チーム。相手となるのは100以上の応募の中から書類審査を通った強豪校ばかりです。1時間40分の制限時間内でどれだけ完成度を高められるか、3人のチームワークがカギを握ります。 阿吽の呼吸の3人。順調に完成に近づいていましたが、最後の仕上げで、アメ細工が上手くくっつきません。 土台が固まらず、転倒してしまいます。
「ピンクと青ならある」「ピンクと青で行こうか」
練習では既に完成していた残り5分を切っています。 「おかやま山陽高校、出来ました!」
なんとか時間内に完成させましたが、アメ細工をケーキに乗せることが出来ませんでした。
結果は・・・決勝進出の3チームにおかやま山陽高校のチーム名は呼ばれませんでした。 (三谷真歩先生)
「私から見たらみんな100点。一緒に頑張ってくれてありがとう」
(岡山ひかるさん)
「もっとやりたかった。みんなで出場出来て幸せでした。最後の高校生活もう少しだけど、パティシエのことも勉強していきたい」
(小西花さん)
「悔しいです。私はまだパティシエになりたいと思っているから、この悔しさや足りなかった部分を 直せていけたら」
(星島彩希さん)
「悔しい思いはしたけど、夏休みずっと頑張ってきてよかった。大人になっておいしいケーキが作れるようにこれからも修行していきたい」
全力で駆け抜けた高校最後の夏。この悔しさをバネに、生徒たちはこれからも最高のパティシエを目指します。
「きょうは集中している。3人チームワークがよくて、頼んでもないのに朝練習に来る。自分たちの納得できるケーキを大会で作ってもらえたら」
大会は、3人1組となってホールケーキを作り、味や飾りつけの技術、調理の姿勢など5つのポイントで採点されます。 2023年のテーマは「アニバーサリーケーキ」。3年生は学校の創立100周年に合わせて、虹や風船をイメージしたアメ細工を作ることにしました。繊細な技術が求められる難しい作業です。
この日の練習では、12分を残して見事完成。後悔のない最高のケーキを作るため、本番を想定した練習をひたすら繰り返します。 (小西花さん)
「将来の夢はたくさんの人を幸せにできるパティシエになって、いつか自分もその楽しさを人に伝えられるような立場になれたら」 (岡山ひかるさん)
「(スイーツを)作るのが好きで、スイーツに関わる仕事がしたいと思った」 (星島彩希さん)
「家族がイチゴ園をしているから、イチゴをたくさん使ったケーキを 提供できるカフェを開きたい。高校3年で最後のチャンスだから、絶対にものにしたい。夏休み返上でしっかり頑張りたい」 3年生のチームの1人、星島彩希さん。両親がイチゴ農園を営んでいます。 星島さんは、売れ残ったイチゴを再利用したレシピを考案しました。
(星島彩希さん)
「今回使用しているのが、作りすぎて冷凍しているイチゴ。それは売れない。それをいろんな人に食べてもらえるのは、これからにとって意味のあること」
将来のためにも、これからの時代に求められるケーキで勝負します。
迎えた西日本大会当日。 (生徒たちは…)
「めちゃくちゃ楽しみ。いつも通り練習のように 頑張っていけたら」
(司会)「3,2,1…スタートです!」
3人とも落ち着いた様子で出だしは好調です。決勝に進めるのは12チームの上位3チーム。相手となるのは100以上の応募の中から書類審査を通った強豪校ばかりです。1時間40分の制限時間内でどれだけ完成度を高められるか、3人のチームワークがカギを握ります。 阿吽の呼吸の3人。順調に完成に近づいていましたが、最後の仕上げで、アメ細工が上手くくっつきません。 土台が固まらず、転倒してしまいます。
「ピンクと青ならある」「ピンクと青で行こうか」
練習では既に完成していた残り5分を切っています。 「おかやま山陽高校、出来ました!」
なんとか時間内に完成させましたが、アメ細工をケーキに乗せることが出来ませんでした。
結果は・・・決勝進出の3チームにおかやま山陽高校のチーム名は呼ばれませんでした。 (三谷真歩先生)
「私から見たらみんな100点。一緒に頑張ってくれてありがとう」
(岡山ひかるさん)
「もっとやりたかった。みんなで出場出来て幸せでした。最後の高校生活もう少しだけど、パティシエのことも勉強していきたい」
(小西花さん)
「悔しいです。私はまだパティシエになりたいと思っているから、この悔しさや足りなかった部分を 直せていけたら」
(星島彩希さん)
「悔しい思いはしたけど、夏休みずっと頑張ってきてよかった。大人になっておいしいケーキが作れるようにこれからも修行していきたい」
全力で駆け抜けた高校最後の夏。この悔しさをバネに、生徒たちはこれからも最高のパティシエを目指します。