OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
洋画家・児島虎次郎などベルギー留学の作家3人の作品が一堂に 作品展「ベルギーと日本」【岡山・高梁市】

2023.08.04

洋画家・児島虎次郎などベルギー留学の作家3人の作品が一堂に 作品展「ベルギーと日本」【岡山・高梁市】

岡山出身の洋画家・児島虎次郎など、ベルギーに留学して美術を学んだ作家にスポットを当てた作品展が高梁市成羽町で開かれています。

この作品展は、洋画家の児島虎次郎と太田喜二郎、彫刻家の武石弘三郎のいずれも戦前ベルギーで美術を学んだ3人の作品を中心に紹介するものです。

会場の高梁市成羽美術館には、約110点の絵画や彫刻、資料が展示されています。明治から大正にかけて美術を学ぶ多くの日本人が留学先にフランス・パリを選ぶ中、3人はベルギーに渡り、現地で吸収した美術を日本に伝えました。

展示作品からは、ベルギーの近代美術がどのように日本に紹介され変遷していったかを知ることができます。

(高梁市成羽美術館 碇京子学芸員)
「西洋の技術とそれを持ち帰って東洋の中で自分の技術をどう表現するかということを試行錯誤した、そんな人物たちの経緯がよく見てとれると思うので、そういったものを絵や彫刻から読み取ってもらえれば」

この展覧会は8月27日まで高梁市成羽美術館で開かれています。